車で走っていると横断歩道に一年生が二人立っている。
ここはしっかり止まって安全に横断させることが大人の務め、
二人は無事に横断すると深々と頭を下げお辞儀をした。
小学生はだいたい皆お辞儀をしたり「ありがとうございましたー」と
声を掛けて行く。
一年生になったばかりの子達のお辞儀に答えるべくおじさんは
手を振って答えたのであります。
その時、一人の子が隣の子に言いました
「ねぇー知ってる人?」
このひと言で私は想像したのです。
「知らなーい、あのおじさん変な人?」
家に着いた彼女はお母さんに報告します。
「知らない人が手を振って来た〜」
お母さんびっくりして学校に報告します
たちまちラインで「校区内に不審者が出ます、赤い車に乗ってます」
かくして私は不審者になってしまったのです。
これからは手を振るのは止めにして、手を上げるだけにしよう。
と思ったのでした。