ちょっと風邪気味で鼻水が出て来る。
これをティッシュで拭いてるとすぐに鼻の下がかぶれて来るので
面倒くさいが手で鼻を拭いて顔を洗っている。
こんな事をやってると子供の時に見た光景を思い出す。
まだとっても小さかった頃、作業をしていた親戚のおじさんがいきなり
手鼻をかんだのである。
フンッと一息、紫電閃光、雷のような早さで鼻が飛んで行ったのを見て
「カッコイイ、すごーい」とボクはおじさんをとっても好きになったのである。
その時のおじさんは巨人大鵬、卵焼き以上にとってもカッコ良く見えた
直ぐに自分でもやってみたけど、660ccの軽自動車みたいな肺活量では
鼻は飛ぶ事もなく、ただ口元まで垂れただけだった
それから大分経った高校生のとき、帰り道、思いついて手鼻をかんでみた。
もう大人だし、肺活量も増えてうまく行くんじゃないかと思えた。
しかし、それは無惨な結果に終わってしまい、それ以来手鼻をかむ事は
封印している。