コーヒーの事と雑多な話

封緘

皆さんは封緘をご存知だろうか

正式名は知らなくてもみんなが必ず見たことがある物

それが封緘

さて、それは7月3日だったと思う

スーパーで買い物を終え、トランクを開けたところで

何か違和感を覚えた。

ナンバープレートに付いてるはずの丸くてコロンとしたワッペンみたいな

鹿を浮き彫りにしたようなアレがないのである

錆びついたボルトがあるだけ

さてこれはどうしたことか、とれっちゃたかな

大変なことではないだろうか

いつも行くガソリンスタンドで聞いてみた

すぐに調べてくれて、これは封緘(ふうかん)と言うもので

「これがないと公道は走れません

もし走った場合は結構な罰金が課せられます。陸運局に行ってつけて貰うんです」

と言うのである

「ちょっと待って、と言うことはこの車を陸運局までレッカーするわけ?」

「市役所に行って臨時運行許可証を貰って、それを取り付けたら運転できますから」

「市役所までタクシー?えー冗談じゃないよー」

取り敢えずディーラーに電話を入れてみるが定休日

なんだか日曜日によく病気になるのと同じだなぁ、なんてことを考えながら

迷っていました。

しょうがない!この車で市役所行って臨時運行許可証を貰って

陸運局行くか

意を決して小さくなって行きました

 

この時ばかりは前後の車やパトカーが気になって仕方ありません

ほんと、小さくなって行きました市役所まで

で貰ったのがこれ、時々見かけますね、マラソンランナーみたいな赤襷のついた

ナンバープレート

これを前後に取り付けるのですが時間もないし、ここまで来たんだから

陸運局まで行っちゃえ、ということで行きました

一度陸運局に行ったことがありますが、その時の印象が悪く

今回もちょっと緊張して入りました

ホールにいる人は皆、業者のかたで、若い女性の方もいるのですが

その方も業者の方なのでテキパキと書類に記入しています

一人、アウエー感を感じながら受付で「封緘が取れた、新しく付けたい」

というと丁寧に「隣の建物に行ってください」

行き方まで教えてくれて、どうした、優しいぞ〜よかったよかったと

安堵しながら隣に行くとさらに窓口の人は優しい

「封緘料金70円です」

安い!

しかも工具を持ってなかったので六角レンチとクレ55まで貸してくれました

場内には面白い車不思議な車が色々停まっていて面白い

そして真新しい鹿マークが無事つきました

帰りは大きな顔して堂々と帰って来たのです。

 

陸運局の方は封緘が付いてない車で局まで運転して来たことには

何も触れませんでした

ディーラーが休みというだけで大変な1日でした

でもあれは絶対つけ忘れだと思うのですよ

この車に三年乗ってるというのに、気がつかない自分もどうかと思うのですが。

 

森を歩こう

485回目の限定焙煎はメキシコ チアパスと「森を歩こう」です

 

寒い話その1、

夏の焙煎室は暑い。

今年から新戦力、ネックファンを首からぶら下げて焙煎しているがやっぱり暑い。

そんな時は体の中から冷やそうと、スーパーメントールのど飴なる物を舐めている。

かなり強烈なスースーぶりだが、これも徐々に慣れて来ると甘ったるく感じてくる。

そこですっきりしようと一口水を飲むと、これがめちゃ冷たい。

余りの冷たさにウォーと悲鳴が出るくらいだ。

口から喉、食道へと強烈なブリザードが吹き荒れたかと思うくらいに冷たい。

ぜひ試して欲しい。

 

寒い話その2、その日は身内の七回忌の法要で猛暑日だった。

お寺の広いお堂は大型のエアコンがグォングォンと唸りを上げている。

お坊様のテノールのお経が心地いい。

それも数分の事で、お堂のクーラーは余りにも強烈で、

その内、歯の根も合わないくらい寒くなってきた。

徐々に眠気も襲って来る。

このまま眠ってしまうと永遠に目が覚めないような気がしてきた。

心地いいお経のお陰で極楽浄土行きは間違いなしだな、

と思っていた所でお経は終わり、私は一目散に外に駆け出したのだった。

今回はメキシコ チアパスと「森を歩こう」です

 

メキシコはオーガニックコーヒー豆大国なのです。

世界中で取れるオーガニック豆の半分以上はメキシコ産というすごさです。

メキシコの個性はフルーツやナッツのような風味、

この味を出そうとするとエグ味や酸味がでるし煎りムラも出る。

そこで深煎りにしたくなるけど、味は個性のないスカスカしたカップになり易く、

どこに妥協点を持ってくるか悩みました。

結果、やはり浅煎り気味のローストに。

ジューシーな香りと甘味、マイルドな味わいの夏のコーヒーになってると思います。

 

ご対面

そのうちやって来るだろう、と思っていたら

思いの外はやくご来店されました

梅子さんと栄チャンです

オモチャみたいとか、安っぽいとか色々言われてましたが

私は好きです

渋沢さんのホログラムの方が見やすく感じます

一番見たいのは千円札なんですが

まぁそのうちやって来るでしょう

もう少し先の話かなと思ってたけど、このお札も回り回ってどこかに行ってしまうのでしょう

渋沢さん、よく見ると近所のおじさんに似ているような

気がします

 

ところでお札はPhotoshopでは呼び込めないんですね

知りませんでした

 

扇風機

ここ最近、焙煎室が暑いので顔だけでも風を当てようと

ネックファンを購入してみました

明日の焙煎に早速使ってみようと思うのですが

風を強くすると結構うるさいのが気になります

効果があるか、ちょっと不安になって来ました

 

熱情の夏ブレンド

484回目の限定焙煎はエルサルバドル サンカエターノと熱情の夏ブレンドです

「蚊の効用」

日曜の朝、夫婦喧嘩をしてしまう。

夫婦の喧嘩は犬も喰わないというけど、

確かにここに書く事が恥ずかしいくらいつまらない事が原因だった。

 

二人とも頑固だから昼近くになってもお互いだんまりを続けていた。

さっきから新聞を読んでいる夫の周りで一匹の蚊が飛び回っている。

それを見て一つのアイデアが天啓の如く閃いた。

 

ゆっくり夫に近づく。

が、蚊は何処かへ飛んで行った。

でももうそんな事はどうでもいいの。

私は思いっきり夫の頬を平手で打った。

 

ビックリ顔の夫に

「蚊が居たのよ、ごめーん、痛かったでしょ」

「いやー大丈夫、蚊はやっつけた?」

「ばっちりよ」

そう言うと私は慌てて洗面所に向かい、手を洗う振りをした。

 

あーこれでひと月は気分よく暮らせるわ。

それに会話の糸口も掴めたので一石二鳥ね。

さぁ、仲直りのコーヒーでもたてようかな。

今回の限定焙煎はエルサルバドル サンカエターノ農園パカマラ ハニーと

熱情の夏ブレンドです。

パカマラ種のハニー精製、パカマラ種はパーカスとマラゴジッペの配合種です。

粒は大粒、フルーティーな複雑な風味、ナッツやチョコのような味わい、ややあっさりめ。

こんな所が特徴です。

サルバドルは面積的には小さいですがおいしいコーヒーが取れる国です。

この農園は12haと小規模ですが丹誠込めてラファエルさんが作りました。

サルバドルはちょっと深めの方が個人的には好きなので

今回も若干深めのローストです。

滑らかな口当たり、甘みのなるおおらかなカップ、キャラメル、バニラのような風味をお楽しみ下さい。

 

生産国 エルサルバドル 

地域 コンセプシオン・デ・アタコ

農園 サンカタエーノ農園 

品種 パカマラ 

精製 ハニー 

標高 1450m

収穫月 1月~3月 

農園主 ラファエル・シルバ