コーヒーの事と雑多な話

はつ春ブレンド

495回目の限定焙煎はブルーマウンテン ウオーレンフォードとはつ春ブレンドです。

それは3年前の事、雨混じりの北風が吹く寒い日だった。

溜まった小銭を持て余した私は、郵便通帳に全部預け入れることにした。

しかし、窓口に行って小銭をジャラジャラ出すのは、プライドの高い私には許せない行為だ。ここはATMに全てお願いする事にする。

 

太っ腹のATMは大きな口を開けると、全ての小銭を飲み込み、

直ぐに金額をはじき出した。

その額、245円。

あんなに沢山投入したのに、たったの245円。

しょうがない、全部五円玉だったのだから。

 

 

しかし、恐ろしい事はその後だった。

事は全て終わったのにATMはガチャガチャと大きな音をたてて

長い間仕事をしていると思ったら、

「只今処理中のため暫くお待ち下さい」

の表示を出すと、やがて動かなくなったのだ。

 

そして今、セルフレジの前に立ち

「硬貨は‥枚までにして下さい」

の文字を見て郵便局での一件を思い出したのである。

 

さらに頭の中では、初詣で景気よくお賽銭を投げ込もうとすると横の方に

「硬貨の投入はご遠慮下さい。お札のみ受け付けます」

等と言い出したら困るなぁ、と鬼が笑うような心配をしているのである。

ブルーマウンテン ウオーレンフォードとはつ春ブレンドです。

 

高地産ぼブルマンは低地のジャマイカに比べコクと香りがしっかりあり、

背骨が一本走っている印象です。今年はウオーレンフォード精選場の豆。

8週間かけて熟成させています。中煎りにローストしているので

酸味は弱く、香りとコクは強め、中煎りなのにビロードのような滑らかな舌触り、

雑味も弱く新年にふさわしいマイルドな味わいの豆です。