コーヒーの事と雑多な話

春うららブレンド

455回目の限定焙煎はコスタリカ エレ農園ハニーと春うららブレンドです。

前回の「せぇ」から3年後。

その当時、大阪に住んでいた姉の所に遊びに行ったときの事だった。

彼女の買い物に付き合って近くのマーケットの八百屋に行くと、

そこのおばちゃんが

「お兄ちゃん、何処から来たの?」

と聞いて来た。

姉との会話を聞いていたのだろう、僕は澄まし顔で「東京」と答えてやった。

が、九州訛は直しようがなかった。

 

今から数年前の事、京都の桂川が氾濫した時、

付近を歩いていた男性にTVレポーターがインタビューしていた。

その時、一緒にテレビを見ていた妻が一言、

「この人、鹿児島の人」

と言ったその直後、

男性が「鹿児島から来ました」と答えたのである。

ほんの短いやり取りで訛を聞き取るなんて、なかなか油断のならない女だ。

 

そう言えば初めてテープレコーダーに声を吹き込んだ時、

その声のあまりの悪声と訛の酷さに驚いた事を思い出した。

自分ではアナウンサーと同じように話していたつもりだったのにと、

すっかり悄気たのを思い出した。

コスタリカ エレ アナエロビックハニーと春うららブレンドです。

春と来たらやはりコスタリカですね。

軽やかな口あたり、フルーティーな明るい印象の風味、

飲み易いソフトコーヒーです。

今回はアナエロビック(嫌気発酵)の豆。

農園によって嫌気発酵は色々、ここは48時間、

標高や気象環境によって56時間、72時間等があります。

さて、今回は中煎り、花やフルーツを思わす香りと味を出したいので、

やや浅いりで嫌気発酵の豆の持つ味を出しました。

春らしいふんわりとした飲み易いコーヒーです。

 

生産国 コスタリカ 

地域 サンホセ県タラス地区バホカネ 

生産者 アルバース・モンゲと4人の兄弟 

品種 カツーラ 

プロセス 嫌気発酵ハニー 創業2013年の新しい農園です。