コーヒーの事と雑多な話

コスタリカ エルバポルと晩夏のブレンド

今回の限定焙煎はコスタリカ エルバポルと晩夏のブレンドです。

 

年を取るごとに故事諺の類いが一つ一つ現実のものになっていく。

床屋に行ってきた。
床屋という言葉がピッタリの昭和おやじの店だ。
 
オヤジはなかなかの腕前で、薄くなった頭も上手にカットし、
さらに薄毛が目立たぬよう、うまくセットしてくれる。
 
「セットする時は、こう髪を逆立てる感じでやるといいですよ」
オヤジの的確なアドバイスを貰って店を出る。
 
きっちり決まってなかなかいい塩梅だ。家人も褒めてくれた、お世辞とはいえ
やはり嬉しい。
風呂から上がり言われた通りセットしたつもりだが

幾ら頑張ってもセットして貰ったようにはならない。
仕方なく諦めて寝る事にした。

朝、起きると髪の毛は逆立ち、薄い頭が目立つ。
向こうの景色が透けて見える
やはり真実は隠せないようだ。

「元の木阿弥」だな。

子供の頃、意味も知らず覚えた故事諺が現実のものになっていく。

或る日、竜頭蛇尾を知り、ある時は二階から目薬を差せない事を知った。
こういう事を経験値が上がったというのだろうか。
小賢しくなっていくばかりで、晩夏の如くせつないのだ。

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あざとくつなげた所で、
コスタリカ エルバポル ハニーと晩夏のブレンドです。

夏の終わりを切ながっていたのは子供の頃までで、今では嬉しいくらいです。
さて、このエルバポルはcooppedataの一員でして、この組合が指導する農園は世界のバリスタから愛されています。今回はハニーと呼ばれるナチュラル精製です。
ミシュレージと呼ばれる果肉の一部を付けたまま乾燥、脱穀した豆で、
果肉の甘味、香りを移したかのような風味が特徴。
コクがあり、柔らかい味わいで、個人的にも大好きなコーヒーです。
暑い夏こそ、マイルドコスタリカでひと息つきませんか。

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コスタリカ エルバポル