コーヒーの事と雑多な話

白露の頃

423回目の限定焙煎はルワンダ バホナチュラルと「白露の頃」です。
髪を切りに行く。
勿論、美容室等ではなく、昔からあるトラディッショナルな
「床屋さん」という言い方がぴったりな理容店だ。
椅子に座ると、髪型に何の拘りもない僕は「いつものように」と店主に言う。
毎回、「いつものように」と言っているのに「いつものように」なったためしがない。(彼の名誉のために言っておきますが素晴らしい技術の持ち主です)
気分次第なのか、僕の頭で遊んでいるのか、確認した事がないので分からないが、
「あーだ」「こーだ」言うのも面倒だし、毎回替わる頭を楽しみにしている所もある。
友人のS君が通っていた床屋さんが店じまいした。
その店も黙って座ればいつものようにカットしてくれるトラッドな床屋さんだった。
その店が閉まって困ったS君は別の店で切って貰い、家に帰ると、
家族からは散々の評判だったらしい。
「いつものように」と言える店がなくなるのは、色々と辛い事なのだ。

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今回はルワンダ バホナチュラルと「白露の頃」です。
今回のルワンダナチュラル精製の豆です。
アジアのナチュラルの個性の強さに比べ、
アフリカのナチュラルはとっても穏やかです。
この豆もエチオピアモカと良く似た優しい味わいで、
アプリコットやハチミツの甘味、
トロリとした口あたりがあるという評価が出ていたので
私自身とても楽しみにしています。
ルワンダはちょっと浅めのローストがいい味になります。
浅煎りでもしっかりしたボディーがあり、マイルドに仕上がります。
初秋におすすめのコーヒーです。