コーヒーの事と雑多な話

桜の丘ブレンド

476回目の限定焙煎はニカラグア リモンシリョ農園ブルボンナチュラルと桜の丘ブレンドです。

それは中学一年の英語の人称代名詞の授業の時だった。

先生がいきなり「皆はこの人称代名詞は直ぐに覚えられます。何故なら君達は佐賀の子だから」と言い出した。

皆は何言ってんだこの先生、というような顔をしている。

彼女は「佐賀の人は擬音を3回繰り返すよね、雨がいっぱい降ってる時なんて言うね」

誰かが「ザーザーザー降ってる」

「そがん言うよね、ザーザーザーとかドンドンドンとか3回繰り返すよね、これ佐賀弁だけです」

生徒全員が「ほんなことやろか」という顔で驚いている。

皆んなをゆっくりと見渡すと、彼女はしてやったり顔で言うのであった。

「3回繰り返すからあんた達は直ぐにこの人称代名詞は覚えられます」

生徒全員またもや「えーまさか」というような顔をして俯くのだった。

「ではもう一度先生の後から繰り返してね」

「I my me」

「アイマイばーい」

「you your you」

「ユーゆわんばーい」誰かがちゃかす。

聞きようによっては英語のようにも聞こえるのだった。

ニカラグア リモンシリョ農園と桜の丘ブレンドです。

ブルボン種のナチュラル精製の豆です。

この豆はオレンジやレッドワインのカップコメントが付いていますが、

中煎りの時そのような風味が出ます。

でも往々にして重い酸味や渋味が付いて来ます。

今回はナチュラルの豆ですので、特徴である柔らかなコクと口あたりを出すため

ちょっと深めにローストしました。

酸味や渋味はなく、桜の季節にぴったりの穏やかな味わいのふんわりとした

カップになってます。