コーヒーの事と雑多な話

あらき屋コーヒー33周年ブレンド

パプアニューギニア シグリ農園とあらき屋コーヒー33周年ブレンドです。

 

 あらき屋コーヒーにコーヒー豆を買いに行く。33周年ブレンドを頼んで、精算の時、ついうっかり「どうです、きまめの相場は?」と言ってしまった。

この店でキマメという言葉は禁句だというのは分かっていたのに。
案の定、店主は「なに!」という顔をしてオレを睨んだ。

それがながーい生豆講釈の始まりだった。
「いいか、生とは本来のままで混ざりけの無い物をいう。辞書にもそう書いてある。即ち液状の物や粉の物、あるいは気体みたいに混ざり物があるのか分からん時に、
これは混ざりっけ無しですよーと証明するのがキなんだよ!
生そば、灘の生一本と言うだろ、生真面目だってどこまで本当か分からんから生なんだよ。
翻ってだな、コーヒー豆は大きいだろ、他の物が混ざっていたらすぐ分かるだろ。
だからここは、焙煎豆か生なのかを区別するため使う言葉なのだよ。だから、なままめというのが正しいんだ。」
ここからさらに講釈は続きそうだったので、逃げるように外に出ると、店主の「まだ話は終わってねーぞー、うちは33周年だぞー」
と言う叫び声がどこまでも追いかけて来たのである。

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パプアニューギニア シグリ農園とあらき屋コーヒー33周年ブレンドです。

まろみがあって雑味のない苦味のコーヒーは意外となかなかない物なんです。

このシグリは個性が弱い分、穏やかで甘味のある苦味がでる貴重なコーヒー豆です。

個性が弱い分、ブレンドにした時、優しい苦味と甘味がうまく調和して、

なかなかいい感じに仕上がるんです。
暑い季節になってもこの優しい苦味がおいしくってお替わりしたくなります。
パプアニューギニア シグリのブレンドで33年をお祝いします。
皆様のご愛顧のお陰で33年経ちました。これからもおいしいコーヒーをローストして

まいりますので、どうぞよろしくお願い致します。

くわしくはhttp://www2.synapse.ne.jp/arakiya/