コーヒーの事と雑多な話

その後の意外

暗くなってご年配のお客様がお見えになりました

 

久しぶりに来店されたご常連さんです

 

清算が終わって一言

「そのセーターおしゃれでいいね」

「コーヒー屋さんはおしゃれでないと、派手でなくていいけど

小綺麗でいいよ〜」

 

店主、大いに照れてニヤけるのでした

やっぱりこういう風に前向きに「いいね」と言ってもらいたいものです

「意外と」よりも。

 

意外と

いつも店ではトレーナーを着ているのですが

数種類のトレーナを着まわしているので

袖の部分がボロボロになっていたり

襟首がだらしなくなっていたり

色が褪せていたりしていた。

 

「もう良い加減そんなみっとも無いのを着ないで!」

「お店のイメージが悪くなるよ」

などとお言葉をいただいたので

「じゃー、なにが良いかな?」

と言ったら、

時々買うサイトで良いのがあったよと見せてくれた。

 

でもお勧めの色は売り切れていて、

じゃーグレーと言うと

「グレーも売り切れ、ピンクも売り切れ残ってるのは紺だけだね」

「しょうがないなぁ、ネイビーでいいよ」

と言うことでネイビーが届きました。

着てみると

「意外といいね」のお言葉

自分もまぁいいんじゃないかと満足したのである。

「でもそのパンツは合わないなぁ、もっと細身のパンツがいいよ」

と言うので細いパンツに履き替える。

「やっぱりこっちの方がいいね」

「でも意外と足短いね」

と言うのであった。

40年以上24時間一緒に居るというのに、何を今更である。

 

最初の以外は納得の意外だけど、

2度目の意外はちょっと問題ありの「意外」であった。

まぁ、意外という言葉自体、問題な言葉だけど。

 

 

 

 

初春ブレンド

449回目の限定焙煎はブルーマウンテンNO1ブルーバロンと初春ブレンドです。

年末といえば餅つきの風景を思い出す。

私の産まれた町には「湯とい餅」なる物があります。

丸餅やアンコ餅を作る他に、突き立ての餅を各自のお湯を張った器に入れ、

大人は唐辛子醤油、

子供は砂糖醤油、きな粉、あんこを付けて食べました。

突き立てでなかなかおいしいのです。

 

大人はさらにこの餅を1mぐらい伸ばして啜って行く人もいました。

もう胃カメラです。味なんか分からないでしょう。

中には窒息死する人も出るという怖い食べ方です。

 

因にこの「湯とい餅」は手で上手にちぎりながら食べる事になっています。

 

そして一月一日になると、朝起きて風呂に入り、

真新しい肌着を着て、裏の神社で柏手を打ち、

それからお寺に行って線香を上げ、ご住職に新年の挨拶をして、

家に帰り、全員がお膳の前に座り

「明けましておめでとう」

を言ってからやっと御節が食べられた。

 

幾つもの手順を踏んでの新年だから、

今のぬるっとした正月よりも、正月の鮮度が長続きしたように思う。

お年玉もとっても嬉しく、すぐに駄菓子屋に走って散在した口である。

もう随分遠い風景になりました。

ブルーマウンテン ブルーバロン農園と初春ブレンドです。

 

いつも使っているクライスデールが粒が小さかったので

今年はブルーバロンのブルマンです。

中煎りをもう少し深めに、しっかりローストしました。

だからコクと香りが出ています。

後味の良さがブルマンの良さ、そして風味もある所ですね。

雑味なく、やはり新年にふさわしい豆です。

 



オープン

今日、樽を開けて見ました

気温が高く、汗をかく作業でした

封を開けると新鮮な豆の香りが漂い

独特の豆色してるんです、ブルマンは。

ちょっと鉛色がかったような重い緑色

若干豆質が硬めなんですね、カリブの豆にしては。

浅煎りより、しっかりローストした方がまろやかな風味がでて

この豆の持つ個性が引き立ちます

そんなに量も多くないのですぐに完売しそうです。

 

今年最後の季節限定ジャム

今年最後の季節のジャムが入荷しました

 

「イチゴと木苺のジャム」です

普通の苺ジャムと違って木苺の香りと風味が効いていて

大人の苺ジャムという印象のジャム。

野の香りがするような爽やかな味わいです。