コーヒーの事と雑多な話

10円

郵便局へ出かける。

f:id:kazurateiutubo:20161027222535j:plain

正しく腰掛け、静かに、あちこち見回す事無く、行儀よく待っていた。

その日の夕方、六時頃。チャイムの音にドアを開けると

局員の人が立っていた。

f:id:kazurateiutubo:20161027222538j:plain

うやうやしく封筒を差し出す。大金が入ってるのかとびくびくしながら

受け取ると、出て来たのは十円玉。

f:id:kazurateiutubo:20161027222537j:plain

どうも私が座っていた椅子に10円が落ちていたらしい。

10円のために家まで持って来てもらうなんて、

申し訳ないやら、嬉しいやら、恥ずかしいやら複雑な心境だ。

f:id:kazurateiutubo:20161027222536j:plain

しかし、どう考えても十円を落とす状況は考えられないが

ここは優しい気持ちを頂く事にしよう。