コーヒーの事と雑多な話

春一番ブレンド

452回目の限定焙煎は東ティモール マイクロロットレヌマタ村と

春一番ブレンドです。

 

以前、ハワイコナ島でコーヒー農園をされている日本人農園主の話がとても面白かったのです。

 

この農園ではピッカーさん(実を摘む人)を南米からの出稼ぎに頼っている。

この人達がなかなか一筋縄では行かないらしいのだ。

賃金を時間制にするとお喋りしながらのんびりと実を摘むので

収量がまったく上がらない。

かといって取れ高制にすると青い実も摘んで量を増やそうとする。

なかなかに大変らしい。

 

そんな中で気が付く事もあったらしく、

真面目に仕事をする男性はそれなりに収穫量が多いのだが、

真面目に仕事する女性の収穫量はさらに多かったらしい。

そのようなピッカーさん達を見て来て、

どうも男性より女性が赤い色をより細かく識別出来るらしいと気が付いたらしい。

なんのエビデンスも無い話ではあるけど思わず頷いてしまった。

 

それからその農園主さんが女性ばかり雇ったのかは知らないが、

うちのピッカーさんの仕事もやはり早いのである。

今回の限定焙煎は東ティモール マイクロロット レヌマタ村と春一番ブレンドです。

東ティモールの豆を使ったのは9年前、その時は狙った味が出ず散々でした。

今回はその時のリベンジです。

前回は深煎りでしたが今回は中煎りから中深煎りのロースト。

この豆は前回同様レテフォホですがさらに地域をレヌマタ村に限定した

マイクロロットです。

ほどよいボディーとアップルのような甘味が好印象です。

さてさて春の嵐みたいなコーヒーになるのか、

そよそよと吹く春風みたいなコーヒーになるのか、

お試しあれ。