秋になると何故か夏よりも水が恋しくなるのは何故だろう。
それは海だったり、湖だったり、川だったりするのだが
塩気のない水の方が好みだ。
特に川は身近だからか、散歩の途中や会社帰りに水面を見ているうちに
立ち止まり、気が付くと二十分ばかりその場に立ち尽くしている。
昨日は無意識のうちに河原に降り立ち、石を拾い、水切りをしている
自分に気が付き、びっくりしてしまった。
一体どうしたというのだろう。
今はもう秋〜と感傷に浸るようなナイーブさは持ち合わせていない。
ひょっとしたらカマキリやカマドウマが水に誘われ入水するように、
アレに取り付かれたのかも知れない。
都市伝説だと分かっていても不安に苛まれる。
とうとう今日は、くるぶしまで水に使って水切りをしてしまった。
明日は腰まで浸かって水切りをしそうだ。
鼻の穴や耳や口からニョロニョロとハリガネムシが出て来たらどうしよう。
虫下しを今から飲んでおこう。