コーヒーの事と雑多な話

文月の便り

376回目かも知れない、限定焙煎はエクアドル グレートMtと「文月の便り」です。

 

38年の軌跡

 

夏の焙煎室は暑い。

うちの焙煎室が狭い事もあるが。

3釜、4釜とローストして来ると暑さで集中力も切れて来る。

この暑さが独特で、炎天下でジリジリと焼ける暑さと違い、

遠赤外線でジワリジワリと内側から焼かれるような暑さなのだ。

クーラーはつけない。

炎が風で揺らぐのが気になる。

温度の上昇、焙煎時間の誤差が出るのが嫌なのである。

 

そんな暑い焙煎室で38年間も過ごしていると焙煎機が身内のように思えて来る。

煩いモーター音も声のように聞こえる。

ある日の事、焙煎機のモーターがどのくらいの音程なのか試して見た。

アーと声を出してみる。

徐々に音程を上げて行くとある一点で自分の声と一致する所がある。

絶対音感がある訳でもないので、音階も何ヘルツかも分からない。

 

それからというもの、焙煎中はいつも二人で歌っている。

38年の月日は無駄な時間ではなかった。

今ではハモル事だって出来るのだ。

最近ではトイレの換気扇のモーターも仲間に入って来た。

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7月は爽やかなコーヒーです。

 

エクアドル グレートMtと「文月の便り」です。

 

南米にある赤道と言う名前の国、エクアドルです。

赤道というからにはかなりキツイ味?と思い勝ちですが、

実はとっても軽やかでソフトなコーヒーなんです。

今回はグレートマウンテンの豆、ちょっと豆質が柔らかく、

穏やかな風味で花やスパイスのようなな香り。

特にカップが冷めるとカルダモンのような風味に変わります。

とっても柔らかいソフトコーヒー、この夏にお薦めします。

あらき屋コーヒーからの暑中見舞いコーヒーです。

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エクアドル グレートMtと文月の便り