今回の限定焙煎はホンジュラス サンタロサと風立ちぬブレンドです。
会社から帰り、夕食の食卓に着く。
テーブルの真ん中に細長い形をしたパッチワークの布が敷いてある。
何と呼ぶのか知らないが、多分、妻の手作りだろう。
彼女に尋ねるとテーブルランナーという物だと教えてくれた。
それにしてもいつの間に作ったのだろう。彼女も仕事で忙しい筈だが。
パッチワークの複雑なパターンを良く見ると、その中の一枚の布に見覚えがある。
この柄は確か長男が生まれたばかりの頃着ていたワンピースの柄だ。
席に着いた妻にその事を確かめると、
「そうだ」と言う。
そして、一枚一枚の布の経歴を説明し始めた。
「この水色のチェックは上の子のシャツ」
「このピンクのストライプは下の子のワンピース」
「そして、この柄は結婚したばかりの頃作った私のスカート!」
「これはあなたのタンガリーのシャツ」
30年以上前の話だ。その頃の布を今まで大事に持っていた事に驚く。
妻と二人、ワインを飲みながら小さな布の中の楽しい思い出話に花が咲く。
人から見ればただの古ぼけた布だが、このパッチワークには我が家の歴史も
縫い止められているのである。
まだまだ暑いですが暦の上ではもう秋です。
今回はホンジュラス サンタロサと風立ちぬブレンドです。
ホンジュラスは中米の小さな国。
目立たないけどマイルドなコクのあるおいしいコーヒーが取れます。
豆質がやや柔らかいのでさほど深煎りにはせず、中煎りよりちょっと深煎りです。
滑らかなベルベットのような口あたりが特徴でコクと甘味があり、
マイルドなコーヒーに仕上がっています。
中米らしい優しい風味があって好きです。
だから中米の豆をつい使ってしまうんだな~
レインフォレスト認証豆です。
くわしくは