今回の限定焙煎はバリ ナチュラルとお祝いブレンドです。
お取り寄せの電話が来た。
初めての注文らしい、
コーヒー豆をプレゼントしたいから送って欲しいとの事。
住所の漢字が分からないときは 例えを出す事は良くある事で、
「平和の和ですね」
「光りで和光です」
「和光町ですね」
「そうそう」とやりとりをする。
名前を聞く時も同様に色んな例えを頂く。
特に有名人の名前の例が多く、
「名前はヒロキ、えーとなんといえば良いかなー、ユウと読むんだけど、 衣偏というのかな」
「あー分かった。裕次郎の裕ですね」
「ピンポーン、正解!」
まるでクイズ番組みたいで、結構楽しい。
それにしても、裕次郎の例えで分かるなんて、お互い昭和人間なんだ。
「太陽に吠えろ」のタイトルバックの夕陽が思い浮かぶ。
自分で例えてるくせに妙におかしかった。
後十年もしたら想像もつかないDQNネームが増えて、漢字の聞き取りに
あたふたする事だろう。
しかし、そんな先の頃には電話は無くなってるかも知れないし、
自分自身が川向こうに渡ってるかも知れないのである。
お祝いのシーズンになりました。
インドネシア バリナチュラルとお祝いブレンドです。
バリ島キンタマーニ高原の28の指定地区のパルプドナチュラルの豆です。
果肉を取ると豆の薄皮にヌメヌメ(ミシュレージという)が付いています。
水洗の場合はこれを取り除くのですが、ナチュラルの場合はこれを付けたまま
乾燥させた後、脱穀します。
こうする事で甘味や独特の香り(昔は発酵臭という不良豆の匂いだった)が出て
ユニークな個性の豆と人気があります。
今回は中煎りにして苦味より、柔らかな口当たりと甘味を出すことにしました。
酸味は無く、マイルドな風味で飲み易いコーヒーです。
フルーティーよりもダークチョコのような味わいと豊かなコクが出ています。
お祝いの季節にバリ神山のコーヒーをどうぞ。
オーガニックです。