コーヒーの事と雑多な話

機内風景

丘の上から滅多に降りたことがない夫婦が

下に降りて新幹線に乗ったり、飛行機に乗って利する時は

だいたい不幸のある時で、

悲しい旅行きなのです

 

6月の仙台行きは20年ぶりの飛行機での遠出です

しかも今回は楽しい旅行ですから

上の子も誘って、というと聞こえがいいですが

道中が不安なので、遠出に慣れてる子にエスコートしてもらおうという事に

しました。

何せ久しぶりの飛行機なので窓に張り付いて

眼下の地形と頭の中の地図を重ねて遊んでいました。

電車に乗っても外の景色が気になる自分は、いつも窓にへばりついて

山の中の一軒家を見つけてはあそこにはどういう人が住んでるのだろう等と

想像するのが好きなのです

 

はしゃぐ親と距離を置きたい子はひっそりと本を読んでいました

さて仙台からの帰りの飛行機です

飛行機の中、反対の席に私等と同年代の夫婦、後ろに娘さんが座っていました

なんだかうちとよく似た構成で、娘さんの、両親とおぼしき人に対する

ちょっと距離を取った態度もよく似て、気になったのです

飛行機が離陸すると、お母さんは窓にベッタリ張り付き下界を眺め

お父さんは頭を抱えテーブルに突っ伏してしまいました

娘さんは後ろの席で本を読んでいます

 

なんだかウチとそっくりです

ただうちは父ちゃんが窓に張り付いているのですが。

親近感が湧いて嬉しかったです

 

機内で飲み物が出て来たのですが

行きはお茶を持ち込んでいたので飲み物は断りました

子は当たり前のように貰って本を読んでいます

帰りは私たちも貰いました。アップルジュースにしたのですが

思いの外、美味しく、往きでも貰えばよかったと後悔したのであります

ところで君は機内で何を飲んだの?と聞くと彼は

コンソメに決まってるでしょ、飛行機に乗ったらコンソメだよ

美味しいから。と言うのでした

そんな言うなら初めに言えよ、

とぶつぶつ言ったのでした

 

 

仙台

2泊3日で仙台へ行って来ました

天気に恵まれ杜の都を楽しんで

寿司を食べ

松島へ行き

石巻まで足を伸ばし

ずんだも食べました

行きたかった美術館は入替中で見れませんでしたが

行き交う人々が九州とちょっと違うのが印象に残りました

 

違うのは色が白い、というところ

女性も男性もこっちに比べ色が白く、きめ細かい

 

もう一つ印象に残った所

それは夕日の美しさ

あんなに赤い夕日は記憶にありません

 

緯度が高いから西日がキツイと言ってたから

きっとそのせいもあるのかな、などと思いましたが

夕日もきれいなら、紅葉も綺麗だろうな

今度は紅葉の季節に行ってみたいなぁと思いながら

帰って来ました

 

 

 

サフラプリメイロのお知らせ

ブラジル 鈴木 功・真理子 パライーゾ農園

サフラプリメイロ 40kg 限定販売

サフラ(初めての)プリメイロ(収穫)。2010年の下坂農園以来のサフラプリメイロ!

初成りのコーヒー豆ですので、なかなかお目にかかれません。

この豆も来年になったらサフラではなくなります。

2021年に新植し、2年後ついに収穫されました。

新植された木は数年間、有機JAS認証規格に該当しないため、

今回のサフラプリメイロは有機でも認証なしです。

従来のパライーゾ農園の豆は小粒S14/16サイズですが、

サフラプリメイロはS17UPです。

ミネラル分たっぷりで育ったサフラは焼き上がりも抜群、

香り高く甘味が際立つテイスト。

木が古くなると味に力が無くなり雑味が出やすくなります。

 

鈴木氏は琉球大学 比嘉照夫教授が開発したEM菌(有機微生物群)活性液を自家増殖しながら散布する栽培方法を取っています。

 

鈴木功 1954年宮城県生まれ 北海道大学農学部卒業後ブラジル移住

2005年ブラジル有機栽培認証 2007年有機JAS認証取得

 

Brazil Isao Suzuki Fazenda Paraiso

農園名 鈴木功パライーゾ農園(マリコイサオ

生産地域 ミナスジェライス州パラカツ郡

生産者 鈴木功 真理子マリア 

標高 900m~1000m 

品種 カツアイ種他

精製方法 ナチュラル 

乾燥方法 天日乾燥 

規格 17U P 

入港日 2024年3月24日

Cup Lemon Meringue,Orange and honey,Bright,Malic

43年目のブレンド

483回目の限定焙煎はドミニカ カリビアンクィーンと43年目のブレンドです。

 

ストリートビューを開くと更新されたのだろう、店が最近の状態になっている。

シャッターが閉まっている所が残念。

多分2023年の7月の日曜日か祝日なんだと思います。

近所のアパートには車がいっぱい止まっているから。

 

ついでに店の評価を恐る恐る覗くと嬉しい事に評価が良い。

いつもしかめっ面で居るというのに。

 

コメントの中に「お年寄りの方がやってる店」というのがありました。

確かにその通り、間違いはありません。

ただ一言「古い」という単語があったら嬉しかったけど。

 

オープン間もない頃、Kリタの営業の方が見えて

「こんなコーヒー豆だけ売る店は九州では初めてです」

と言っていたから、多分九州で一番古いコーヒー豆売りの店なんでしょう。

 

それから今日まで、裏通りで深く静かに43年間豆を焼いて来ました。

オープン当時はピチピチだったのに今じゃすっかり干物状態です。

先も見えて来ました。

残りも後僅か、今はバックストレートをヨタヨタと走ってる所かな。

皆さまには、もう少しお付き合い頂けたら嬉しいです。

今回はドミニカ カリビアンクイーンと43年目のブレンドです。

 

ドミニカ共和国、その中で最も土質が良いと評価される

バラオナ地区の小農家さん達から産まれました。

軽やかな口あたりで飲み易いコーヒーです。

中煎りにロースト、ナッツや花のようなアロマ。

キューバより深めの煎りなので滑らかなコクもあります。

これからが梅雨本番、柔らかなカリブのコーヒーでひと息入れてください