コーヒーの事と雑多な話

桜の丘ブレンド

454回目の限定焙煎はインドネシア ジャワ ティピカ アスリ ナチュラルと

桜の丘ブレンドです。

 

 昔々の話。

それは私が中学一年の時だった。

社会の授業中に先生が言った話を良く覚えている。

 

「君達の先生はせんせいではない、しぇんしぇいだ」

 

その時のクラス全員の衝撃度は大きかった。

全員が「えーっ!」と同時に驚き、

「セ」「セ」とせっせと大声で練習し始めたのである。

 

そう言われて気をつけて聞いていると、回りは「しぇ」だらけで、

まるで「しぇ」が渦を巻く洗濯機の中に居るようだった。

じいさんやばあさんからは「はよしぇんかー」と怒られるし、

駅のホームに立っていると「ホームに列車が入ります。白しぇんまで下がってお待ち下さい」とアナウンスが入るのだった。

 

それか数十年経ち、回りから「しぇ」が聞こえなくなり、

標準語っぽくなると同時に、幹線道路には同じような建物ばかりになり、

どの町も同じ顔に見えるようになってしまった。

インドネシア ジャワ ティピカ アスリ ナチュラルと桜の丘ブレンドです。

 

長い名前ですが、ここに農園主の強い思いがこもっています。

アスリとは現地の言葉で「本物の」と言う意味。

即ちこの豆は混ざりっけ無しの本物のティピカ種と言いたいのです。

確かに豆はエチオピアのティピカ原種の豆の形の特徴を持っています。

さらにスラウェシ大学農学部教授と共同開発した乳酸菌で発酵させています。

だからナチュラルの香りが強いです。

ドライフルーツのような香りですね。

煎りはHighからCityRoast、だから苦い味というよりフルーティーな味と香り。

初登場です。芳醇な味わいですが、重くなく爽やかな甘みとやはりフルーティー

香りが出ています。

桜の季節にぴったりの柔らかく、味わい深いカップのコーヒーです。

 

Indonesia Jawa Typica Asli Natural

生産地域インドネシア ジャワ島バンドゥン地区タンクバンプラフラMt

生産者パック ヨゼフ 

標高1600~1800m  

農薬、化学肥料不使用

品種ティピカ種 

プロセスナチュラル 

カップstrawberry,blueberry,apricot

桜の丘ブレンド 100g 600円

ジャワ ティピカ アスリ ナチュラル 100g 840円