401回目の限定焙煎はボリビア ピコデルトゥカン農園と39年ブレンドです。
親指と人差し指の爪だけを少し伸ばしている。
生の豆を選別する時小さな豆を拾い易くするためだけど、
最近では爪の老化も進んでいるのか良く折れる。
短くなった途端にスムーズに行っていた豆選びがギクシャクし始め、
ブツブツと爪に対して悪態をつくのである。
この作業を続けてはや39年。
今では親指と人差し指は無意識に近い状態で不良豆を拾う。
オートマチックゴールドフィンガーとでも呼んでやろうか。
指が勝手に動く物だからやる事が無く暇になった脳は要らぬ事を考え出す。
最初の内は「次はちょっと深めにローストしてみようか」等と考えているのだが、
段々とあっちこちのあらぬ事を考え出し、
遠い昔の失敗等がポロリと浮かび上がって思わず大きな声で唸ってしまうのである。
我に帰って回りに誰もいないのを確認してホッと安堵する事も度々だ。
その間も手は黙々と動いている。
そして今も豆を選びながらこの話をぼんやりと考えているのである。
ボリビア ピコデルトゥカン農園とあらき屋コーヒー39年ブレンドです。
ボリビアの首都ラパスは3600mにあります。
富士山の頂上と同じ高さです。そこに100万人が住んでるのです。
すごいですね。
標高1000m~2000mのエリアで栽培されています。
中煎りの少し深めローストにしました。
キャラクターはアーモンドチョコのような風味、キャラメルのような上質な甘味、巨峰の果実実等があります。
このような事を書くとほんとかな?と思うでしょ
でもこの豆は確かに巨峰の果実味を感じるのです
ぜひお試し下さい。
生産者 マリア アスカルンス
品種 ティピカ
精製処理 Full Washed
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