子供の頃はもっと今より石は身近だった、というより日常だった。
思い返すと、
子供の頃と言ったって自分が小学校2年ぐらいから
急激に舗装道路に替わっていったから、
物心ついてほんの数年の事だけど。
それでも印象深く石の思い出がある。
通学路がまだ砂利道だったから小学2年の頃だったと思う。
年に一、二回ほど轍に砂利が撒かれていた。ある時、いつもより赤い石が
道路にまかれ、石を一つ手に取ると、なんとその石には葉っぱの化石が
入っていたのである。嬉しくって宝物として大事に引き出しに直したのを覚えている。
またある時は、キラキラ光る白い石だったり、雲母だらけの時もあった。
同じ道なのに数百メートルで石の種類が替わったり、大きさが変わったりしていて
非常に面白く、石にもいろんな物があるんだと知る。
日常の遊びの中に発見があることが大切なんだろうな等と、
庭の石を取り除きながらつらつらと思ったのであります。