コーヒーの事と雑多な話

冬はじめブレンド

今回の限定焙煎はインドネシア バリ ハニーと冬はじめブレンドです。


ナルニア物語というファンタジーから思いついた話です。


ナルニア国の隣にはナジルヤ国という国がありました。


ナジルヤ国の王様がディナーを食べてる時、

チーズ巻のフライがとってもおいしかったので、王様はご飯のお代わりをして、

残っていたチーズ巻を食べておりますとちょうど帰って来た王子様が

「それ弁当のおかずにしようと思ってたのに~」
と情けない声を出したのであります。
すると、女王様が「ちょっとー食べ過ぎじゃないー、最近、お腹も出て来たし」
コレステロール値も血糖値も高かったでしょ!」
と二人から責められ、渋々チーズ巻を諦め、肉じゃがをおかずにそそくさとディナーを済ませたのであります。

それからも女王様と王子様からチクチクとナジラレ続けた王様は、

とうとう隣のナルニア国に亡命し、穴の中でひと冬を越したのです。

これがナジルヤ国の掟であり、代々の王の宿命なのでありました。

という悲しい話でした。

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さて立冬も過ぎ、バリハニーの冬はじめブレンドの始まりです。

 

バリはインドネシアの中でも柔らかく、飲み易いタイプのコーヒーです。
中でもこのハニーはナチュラル精製だから柔らかなコクが顕著です。
今回は中煎りよりちょっとだけ深めのロースト、ビターチョコのキャラクターですが、
中煎り気味にしたのでチョコの風味はソフト。

それでも口当たりは滑らかでビロードのようなカップになっています。

冬晴れの縁側みたいなイメージで作ったコーヒーです。

バリ ハニーと冬はじめブレンド