今日の朝、変な書き出しになった。今朝の事、
店のシャッターを開けると、シャッターとドアの間に大きなヤモリが
一匹。
10cm以上ありそうなボスみたいなヤモリだ。
店に入ったら大変だと追いやろうとするが、奴はドアの隙間から
店の中に入って行った。
「なんてこった」
こんなのが出て来たらお客さんは卒倒してしまう!
大慌てで追いかけ、ヤモリ君に向かって飛びついた。
大袈裟なようだけど、ほんとに四つん這いで飛びついたのだ。
逃げないようにしっかりと、でも優しく掴むとヤモリ君は一声
「ギッ」
と鳴いたのだ。
この鳴き声、懐かしい。以前にも聞いた。
ひょっとしたら彼がここまで大きく育ったのだろうか。
手の中のヤモリの感触は柔らかく、しっとりして冷たかった。
思いのほかしっかりした存在感で僕の手の中で大人しくしている。
外に出て、草むらに離す。
お願いだからこっちには来ないでね〜