コーヒーの事と雑多な話

パプアニューギニア シグリと若葉の頃

今回の限定焙煎はパプアニューギニア シグリ農園と「若葉の頃」です。


 桜の花もとうに散って、瑞々しい若葉の季節になった。
柔らかな春の日ざしの午後、紋白蝶も花から花へのんびりと飛んでいる。
そんな間延びしたような住宅地の風景を打ち破る元気な歌声が遠くから
聞こえて来る。


角を曲がって現れたのは、小さな小学生の女の子が二人。
大きなランドセルが目立つ。ピカピカの一年生らしい。
学校で習って来たのだろうか、大きな声で、元気よく歌いながら歩いて来る。


最近では子供達の姿も見かけなくなって、こんな風景をすっかり忘れていた。
二人は夢中で歌いながら通り過ぎて行く。
気だるい午後の住宅街の風景に、急に色が指したように見えて来たのである。

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新人に贈るパプアニューギニア シグリと「若葉の頃」です。


昔、ブルマンの苗を移植したシグリ農園の豆です。
しっかり品質管理されたシグリの豆は美しく大粒です。
甘味と苦味があり、少し深煎りにして柔らかな苦味の
後に甘味を感じるようにローストしました。
ブレンドも口あたりの柔らかい苦味と甘味がうまく調和する
ように作りました。
若葉に季節にふさわしい、ちょっと力強いコーヒーです。

 

詳しくはあらき屋