下の子は左利きだ。
中学校の頃は野球をやっていた。
本人はピッチャーをやりたがったが速球のスピードが
残念ながら若干控えめだったため、違うポジションに回された。
しかし、サウスポーの守備位置は少なく、後はファーストか外野しか
残っていないのである。
ファーストは背が高い子に決まり、彼はレフトに回ったが準レギュラーだった。
パワーがなかったので打てなかったのである。
しかし、守備はうまかったので、いつも試合に出るのは後半で、
守備要員だった。
彼の書く字を見ていると、右利きの反対の書き方なので
いつも大変そうだ。
書く字は小学生みたいにへたくそで、試験は大丈夫か?と心配になった。
大人になって、ふと机を見ると女の人のようなきれいな字の書類が置いてある。
聞くと本人が書いたらしい。
やる時はやるらしい(変な言葉遣いだ)
でも、普段はやっぱり小学生みたいな字を書いているのである。