今から二十年以上前だったと思う、「お買い得」と書いた札を
「お買い徳」の間違いでしょと指摘され、三省堂の古い辞書で調べると
どちらも併記してある。
お徳用という言葉もあるし、どっちも正解だったら指摘通りにしようと徳にする。
そして最近、徳じゃなく得でしょ?と言われ、
「どっちでも正解ですよ」と答えた後で、新しい辞書で調べると
「ない!徳の字がない」
で、今「お買い得」のポップへ作り替えているのである。
いつの間に無くなったんだろう。
昔、学生の頃、バイト先で重複をジュウフクと読んで、そこの社長に
これは重複チョウフクと読むんだよ。と指摘され、恥ずかしさで
忘れられない言葉になったのだけど、随分前にジュウフクでもOKに
なった。
そのうち「あのじいさん、チョウフクだって。年食ってるのに
読み方も知らないなんて〜」となってしまうのかも。