この前は、妻の良く分からない理論でウナギが食べれなかったが、
今日は友人達と出かけて留守なのである。
シメシメなのである。
子供と二人で町中のウナギ屋さんに出かけることにした。
電車の中でも気持ちは自然に浮き立って、二人で大はしゃぎ。
暫くすると、知らない男が隣に座り、僕たちにしか聞こえないくらいの
小さな声で「絶滅しそうなウナギを良く食べれるなー」
と言うのである。
その言葉に僕達二人はすっかりしょぼくれてしまった。
ひょっとしたらあの男は妻の差し金か?恐ろしくなった僕達は
仕方なく、うどんを食べて帰ったのある。