コーヒーの事と雑多な話

ハニーのこと

ハニーの事、なんて書くとなんかベタつきますが、

このべたつきと大いに関係ある話です。

 

一体ハニープロセスって何?の説明です。

f:id:kazurateiutubo:20140604231632j:plain

まず、コーヒーチェリーを収穫します。綺麗な色ですが。よーく見ると

大きさがまばらです。

これを大きな浴槽みたいな物に入れます。

f:id:kazurateiutubo:20140604231713j:plain

不良豆は浮かび、充実した豆は沈みます。ゴミも取り除きます。こうして選別します。

次に果実を剥き取ります。

f:id:kazurateiutubo:20140604231624j:plain

果実を剥いたら殻のついた豆が出てきます。

パーチメントと言いますが、この豆にぬめぬめが付いてるのです。

これをミシュレージと言いますが、これがハニーと呼ばれる由縁の物。

今度はこれを機械で取り除きます。

全部取るのではなく、いくらか残すのですが、決まってる訳ではなく農園ごとに

違います。いろいろと個性が出て楽しい所です。

次に乾燥です。

f:id:kazurateiutubo:20130126090946j:plain

この写真はアフリカンベッドと呼ばれる棚で乾燥させています(パナマの写真ではありません)

パーチメントの色が黄色いでしょ。ハニーの特徴です。

f:id:kazurateiutubo:20140604231711j:plain

こうやって乾燥させたら最後に脱穀です。

f:id:kazurateiutubo:20140604231625j:plain

これで生のコーヒー豆の完成です。

f:id:kazurateiutubo:20140604231626j:plain

真ん中がパナマのハニー、左はブラジルのハニー(パルプドナチュラルと呼ばれ

ハニーとは微妙に違うのですが)右はコロンビアのウオッシュト

色が微妙に違うでしょ、パナマのハニーは若干黄色が強めで、ミシュレージの影響です。果肉の風味、甘味が豆にも影響を与えるため、カップにも厚みのある味わいで

フルーティーさが強めに出て、甘味も強く感じるようです。

他にはウオッシュトと呼ばれる水洗式とナチュラル(ワイニー)と呼ばれる乾燥式

がありますが、またの機会に。